AI-OCR導入を検討中の皆様、Reply-OCRのエコノミープランとプレミアムプランの違いをご存じでしょうか?
本記事では、Reply-OCRのプランの特徴を詳しく解説し、皆様のAI-OCR選定に役立つ情報をお届けします。
Reply-OCRとは?

Reply-OCRとは、PDFなどの画像データからテキストデータを抽出するAI-OCRサービスです。キーワードを軸に読み取り箇所を指定するキーワード指定型のAI-OCRのため、非定型の帳票にも対応していることが特徴です。
Reply-OCRの3つの特徴



エコノミープラン (従量課金:30円/ページ)
基本機能
・OCR機能
・帳票仕分け機能
・文字列変換機能
エコノミープランの特徴
エコノミープランは、Reply-OCRの基本的なAI-OCR機能のみのミニマムのプランです。
文書を含む画像データからのテキスト認識と基本的なデータ抽出は可能ですが、高度なデータ加工機能は含まれていません。帳票定義設定についても正規表現やプログラムチックな設定を自社で行う必要があるため、マクロ開発やローコード開発などの経験やある程度のIT知識が求められます。
エコノミープランは、コスト削減を重視する企業や、OCRで抽出したデータを自社の既存システムで加工できる体制がある企業に適しています。また、OCR技術の導入を検討し始めたばかりの企業が、低コストで試験的に利用するのにも最適です。
こんな方におすすめ
・コスト効率を最優先したい企業
・シンプルなOCR機能のみを必要とする業務
・社内で帳票定義設定・データ加工ができる体制がある企業
・OCR導入の初期段階で試験的に利用したい企業
・少量の文書処理を行う中小規模事業者
プレミアムプラン (従量課金:50円/ページ)
基本機能
・OCR機能
・帳票仕分け機能
・文字列変換機能
プレミアム機能
・チェックプログラム機能
・マスタ連携機能
・データ加工機能
プレミアムプランの特徴
プレミアムプランでは、Reply-OCRの基本的なAI-OCR機能に加え、読み取った後のテキスト情報を別のマスタと照合させたり、VLOOKUP関数のように出力先に別のデータを転記するようなオプション機能を利用することができます。
また、両プランで明確に異なるのが、プレミアムプランでは自社での帳票定義設定が不要で専任の技術者が代行いたします。これにより、煩わしいOCRの設定作業に悩まされることは解消されます。
こんな方におすすめ
・帳票定義の設定をプロに任せたい企業
・高い精度と自働化レベルを求める企業
・効率化による人件費削減を目指す中〜大規模企業
・OCR技術に関する専門知識を持つ人材がいない企業
よくある質問(プラン選定について)
・「プラン変更は後からでもできますか?」
A. 一度プレミアムプランで設定した、帳票定義設定を後からエコノミープランにプラン変更することはできません。ただし、エコノミープランでの帳票定義をプレミアムプランに移行して、プレミアム機能を実装することは可能でございます。詳細は、Reply-OCR営業窓口にお問合せください。
・「エコノミープランの自社設定の難易度はどの程度ですか?」
A. Reply-OCRの帳票定義設定は、正規表現やプログラムチックな設定方法になるため、VBAマクロ開発経験やローコードツールの開発経験者を推奨しております。
・エコノミープランとプレミアムプランでOCR精度の差異はありますか?
A. エコノミープランでも基本的なOCR機能は同じAIエンジンを使用しているため、適切に設定すれば高い 認識精度を得ることは可能です。ただし、帳票定義設定を自社で行う必要があるため、設定の質によって精度が左右されます。OCRやデータ構造に関する知識を持つ人材が社内にいない場合や、複雑な文書を処理する場合は、専任技術者のサポートが受けられるプレミアムプランの方が安定した読み取り精度を実現しやすいでしょう。
まとめ
Reply-OCRの2つのプランは、それぞれ異なるビジネスニーズに対応しております。
エコノミープランは最小限のコストでOCR技術を活用したい企業に、プレミアムプランは専門知識がなくても高度なOCR活用を実現したい企業に適しています。特に、プレミアムプランの「専任技術者による帳票定義設定」は、OCR導入の障壁を大きく下げ、短期間で高い効果を生み出すための強力な差別化要因となっています。OCR技術の専門知識がなくても、プロフェッショナルの手によって最適化されたシステムを活用できる点は、多くの企業にとって大きな魅力となるでしょう。
